洋書定番系童話。

2017.09.12.Tue.06:02

mommy sendak
『mommy? /Maurice Sendak Arthur Yorinks Matthew Reinhart』
センダック作品(書き下ろし?)の仕掛け絵本。
仕掛けはマシュー・ラインハルトというポップアップ絵本の世界ではよく知られた方が担当しているようで。
素晴らしく複雑に面白く立ちあがるので、ついつい何度も開いては「うわ~」となっています。
細かなシワはあるものの仕掛け部分の状態は良好です。

20179g
グリム兄弟やアンデルセンの童話とポール・ガルドンやフェリクス・ホフマン、バージニア・リー・バートンといった人気挿絵画家の組合せによる絵本です。60年代末から70年代に出された英訳初版もしくは(独語の)Reprintばかりですが、状態はなかなか良さそう。
随分前に書いたかもしれませんが、翻訳される段階でその国の傾向にあわせて絵もトリミングされたり色出しが変えられたりということもあるようですし、ローマ字或いは他言語と日本語のフォントを載せるのとでは画面の印象がぐっと変わることもあり、洋書は洋書でお楽しみ頂ければと思います。

で、その中で気になったのが『マッチ売りの少女』。
20179②
今まで見知っているこの作品の少女の絵で、一番の惨めたらしさが表現されているような…。目の周りに影出来てるし。
ちなみに最後の最後に少女がマッチを擦って見える少女のおばあさん(の幻影)も、かなりの魔女感あり。
この挿絵は日本では絵本『バーバ・ヤガー』の挿絵でおなじみのブレア・レントによるものです。この画像だと木の表現がまさにそうですね。
絵がほとんど引きの構図で、少女の置かれている寒々しさや悲惨さといった状況を否応なく見せつける効果的な表現となっているように思います。(接近だと「この少女の心情をお察ししましょう」かと)



最近入荷。

2017.09.12.Tue.06:01

随分前の入荷分です。
が少しサボっていたので、まだまだ作業がありあり。
出せそうなものは、月末からの催事にも出す予定。


ブランショや図録などなど…

20177②
マグナム勢(他にマルク・リブーやユージン・スミスも)とJoel Meyerowitzの『CAPE LIGHT』(expanded edition)
アンリ・カルティエ=ブレッソンの図録(状態悪)は、1966年日本初個展@京王百貨店の折のもので、写真展の図録の印刷がコレ!?というなかなかな仕上がりですが(ちなみに文字組もなかなかに…です)、一周廻ってかえって新鮮です。
写真集は、秋山・土門・奈良原・植田・石元・篠山…といった日本の写真家の有名どころによる大判の全集もあります。チェックに相当時間がかかった…。セットものだけど1冊換算500円のものなので、一体丸2日も何をしているのかという気分になりつつ、まあ古本屋ってこういう仕事ですよね、結局。
と、スカしてみましたが、実質座って頁をめくりつ眺めつしてただけ…。

maryengelbreit.jpg
『Mary Engelbreit cross-sttich』『北欧の手づくり手帖』他刺繍本
自分には縁遠い世界…。こういう手芸関係(今はなんでもハンドメイドっていうのかな?)をそつなくや嬉々として出来る方を、本気で心から尊敬します。

kitaj.jpg
『FIRST DIASPORIST MANIFESTO/R.B.Kitaj』
画家キタイによる「彷徨えるユダヤ人」としての絵画的立ち位置を綴った半自叙伝的一冊。(あくまでもさらっと捲った印象です)
この画家の生涯だけに関して言うのなら、これを出版数年後のテート・ギャラリーでの展示が批評的な面で失敗に終わり、その直後に二番目の妻を亡くしたことから「ジャーナリズムが妻を殺した」(←かなりの意訳)みたいになって、失意のままアメリカに戻りやがて自殺といわれているその死までの10年強は非常に興味深いところ。
キタイはアメリカ生まれで、国をまたいで何ヵ所かの美術学校に通い、そのひとつであるイギリスのロイヤル・カレッジの卒業展でデイヴィッド・ホックニーやアレン・ジョーンズらとともに注目され、やがてイギリスにおけるポップ・アートを牽引していくようになるわけですが、長きにわたり親交のあったイギリス生まれのホックニーが比較的早い段階からアメリカにスタジオを構えてほとんど定住のような生活をしていたことを考えると、この二人の生涯の比較も面白いような気がしますな。
キタイはイギリスに住むようになって(ちなみにウィーンの美術学校にも少しの間通っている)、特にカフカやヴィトゲンシュタインなどヨーロッパのユダヤの知的資産を肌で感じるようになったことは大きかったのだろうけど。

jan saudek
『Jan Saudek』
私は(検閲がらみやそれを意識しすぎた自主規制による)修正だのボカシだのには反対派ですが、百歩譲って修正を許容するにしても、正直この写真集の修正の入れ方はH・I・D・O・I。入れ方が汚い。これソウデック自身はOKを出したのかしら。
とはいえ一部のみでそないにたくさん修正が入っているわけでもなく、この作家の独特の色調は存分に楽しめます。
このアニマルな写真がOKなら修正もナシで良かったんじゃない?でも局部はやっぱあかんのか?いや巨匠系写真家の局部写った作品なんて、ごろごろあるのにナ~。といういつもの着地点。

ともだちはモモー
『ともだちはモモー/佐野洋子』
佐野洋子絵本作品の中では結構異色かと思うくらい、素直な子供が描かれています。リブロの絵本だから?


20177③
振り返れば奴らもいる…

とはいえ半分くらいはネット売要員なので、のんびりやりたいところ。

…みたいなものが結局溜まってまた別の山をつくっている状態…。



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最近入荷分。
可愛らしい絵本が中心です。
がまくんとかえるくんのシリーズは何冊あっても嬉しい。
20177④

HERB LUBALIN作品集。

2017.09.12.Tue.06:00

herb lubalin

herb lubalin2

herb lubalin3

Herb Lubalin: Art Director, Graphic Designer and Typographer
編/Gerturude Snyder Alain Peckolick

アメリカのデザイナー、というかタイトルが全てを表してくれておりますが、ハーブ・ルバーリンの作品集です。このカバーの青がモニタ上では全く再現できませんが非常に独特な深みがあり、是非手にとって御覧頂きたいところ。
HC カバー上部にヤブレ 頁内フチに弱いヤケ 英文 予価10000~12000円


ABENO HANDS FESTA内古本市。

2017.08.27.Sun.00:00
abeno.jpg
あべの2 あべの3

ABENO HANDS FESTA あべの古本市☛ https://abeno.tokyu-hands.co.jp/item/abeno-hands-festa.html

日時:8/31(木)~9/5(火)10時〜21時(最終日~19時マデ)

場所:あべのキューズモール地下1階サークルプラザ


京都のハンズさんとは相性が良い気がするので、大阪のハンズさんとも良かったらいいなあ…思いつつ参加いたします。でも個人的には(店番の際に)雑貨に気を取られてしまいそうです。
参加店舗の方々もよく見知った顔ばかりですが、皆さんディスプレイがうまい方ばかりで、正直なところお金を出すのでウチの在庫をうまいこと配置して欲しいなと思うばかり…。

参加店舗(敬称略)
居留守文庫 寸心堂書店 古本大吉堂 Traveling Bookstore (本)ぽんぽんぽん 町家ふるほんはんのき
マヤルカ古書店 ありの文庫(矢野書房天満橋店さんに誘って頂いたのだけど矢野さんは出ないのかな?)

ツイン21での恒例の古本フェアも9/2からのようですので、あわせてお立ち寄りください。
ウチは大体美術とか写真とか建築などそっち系と雑本を持ってまいります。最近のいつもの感じです。 


FPシグナレス第貳拾参号。

2017.08.11.Fri.00:00

シグナレス23号

はっ…燃え尽きて灰になりかけていた…(レコード祭りが楽しすぎて…)
ところに嵐山のLondon Booksさんより「お前たち呆けてるんじゃないよ」とばかりに、フリーペーパー「シグナレス」の新しい号を届けて頂きました。兄さん、ありがとう…目が覚めたよ…!


今回は、回答者が作家の「人生相談本」特集。
自分が読んだ本もあれば、ずっと気になっているものの未読という書籍もあり、これはこれでいい機会なので買って読んでみようと思いました。
ところで存命にかかわらず作家の誰かに人生相談できるとなったら、自分は誰に相談したいだろう…。でも一体何を相談したいだろう…。よくよく考えたら、(欲深いので)願望は多いが悩みとは違うな…と思ってみたり。

シグナレスさんはのんびり発行なので、あまり焦って配布する必要がなくこちらも気が楽と言えば楽なのですが、大体通販(で読み物系を購入の方)のお荷物にいれて終わりです。何冊かはイベント持参用に残しておく予定です。ちなみに自分用のはいつも芸術センターにて確保しております…うふふ。

なおロンドンブックスさんは、現在阪神百貨店梅田本店8階催場で開催中の「2017 阪神夏の古書ノ市」(~15日マデ 午前10時~午後8時 最終日~午後4時マデ)に参加されております。参加店舗のあげている画像を拝見していると、最近の百貨店での古書市は敷居が高すぎず入りやすそうな雰囲気で良さそうですね。下鴨もありますし、皆さんガンガン本を買って頂きたいですね。

シグナレスHP:http://www.i0r1.jp/signaless/
London BooksさんHP:http://londonbooks.jp/


第5回京都レコード祭り。

2017.07.25.Tue.00:00
第5回京都レコード祭り

日時:7/28(金)~7/30(日) 11~20時 ※28のみ15時~20時

場所:ゼスト御池河原町広場

京都レコード祭りブログ→http://kyotorecordmatsuri.blogspot.com/ ついた→https://twitter.com/kyotorecomatsu


今年も、この季節…!
この度もまた京都レコード祭りに参加いたします。
音楽もレコード屋さんもこのイベントも好きなので、何かしら手伝いたいなー、しかし完全ボランティアでするとなるとちとハード…ということで、無理やりねじこんでもらっているわけですが、それゆえ物量はかなり少なめではあるものの質のよいものを出せれば…と毎度それなりに頑張らせていただいております。
チラシでいつもArt Rock No.1さんのあとに名前が連なってしまうのは、恥ずかし申し訳なしという感じですが、それ以上に勝る楽しみ!
超スペシャルゲスト出店で、友部正人さんも来られるとか…。年々豪華になっているなあ…。
今回は初の3日間開催ということですので、お時間のある方は是非ご来場くださいませ。

ハンズとホホホ@東急ハンズ3周年イベント内古本市。

2017.06.16.Fri.00:00
ハンズとホホホ

ハンズとホホホ2


日時:6/17(土)~6/30(金) 10~20時半

東急ハンズ京都店開業3周年イベントで開催されるハンズさんとホホホ座さんとのコラボレーションイベント「ハンズとホホホ」内古本市に参加いたします。
古本市参加店舗はKARAIMO BOOKS、100000tアローントコ、町家古本はんのき、ありの文庫です。
うちは最近の出品傾向である、美術・写真・デザインその辺を中心に出します。
いつも以上に出す数は少なめですが、長丁場なので後半にええもん投下しようと思っています(最初に出すものが大したものではないというわけではないですが…)。
他の参加店舗様はたくさん用意されているようで補充もこまめにされる予定のようですし、期間も長いので、どうぞお立ち寄りくださいませ。

6/23(金)~6/25(日)は、人気イベント「京都パン博2017」も同時開催ですよ。


最近のNEW荷。

2017.06.12.Mon.00:00

20176①
色々入ってきていました。6月の頭くらい。半分くらいは、イベント出し予定です。

20176②
『アリス・B・トクラスの自伝/ガートルード・スタイン』
自身の助手でありパートナーであったアリス・B・トクラスの眼からみた「ガートルード・スタイン」という設定で、芸術家たちとの交流を描いたもの。大の友人である小男ピカソとのやりとりをはじめ、売れる前の時代のマチス観察の記述などはかなり面白い。個人的には、画商ヴォラールの人間像が把握されたのが収穫。

20176③
『FESPA Digital/FRUIT LOGISTICA Wolfgang Tillmans』
青果流通とデジタル印刷見本市を撮影したティルマンスの写真集。在庫2冊目、です。

20176④
『野外手帳/白土三平』
これは漫画家自身が海や山での野外活動をちょっと体験してみた、という企画モノの体ではなく、本人の自然における日々の生活動記となっています(ちなみに白土さんは海の側に住んでいて鶏を飼っているらしい)。表紙はその際に使用される道具で、少々わかりにくいですが「白土」の名が刻まれています。ざっとみた感じでは、自然との関わりについての言及のみで漫画の話は出てこないので、白土漫画を知らずともこういったフィールド・ライフに興味がある方が読んでも面白いかもしれません。

20176⑤
『血だるま剣法 おのれらに告ぐ/平田弘史』
ある種の誤解・誤読により発禁となってしまっていた作品の復刻版。作品自体も劇画ということもあり濃厚ですが、監修・解説の呉智英の文章がとにかく素晴らしい。多角的に発禁の過程と分析、比較から提言まで鮮やかに解説し、これは非常に大事な部分ではあるけれど文学的な意味においてではなく「読ませる」ものとなっている。勿論、宿敵?のI子順をけなすのも忘れていない。なんだかエラソーになりますが、最近はどのようなジャンルにつけても読むに値しないような評論もどきばかりでツマランナーと思っていたので、これぞ評論!と久し振りに興奮しました。この文章の為だけにお金を払ってもいいので、復刊の復刊をしてほしいところです。

20176⑥
『THEY CALLED HER STYRENE/Ed Ruscha』
エド・ルシェのタイポグラフィを用いた作品集。あるいはタイポグラフィ風作品を集めたもの、というところでしょうか。彼の、写真や絵画と言葉を結びつけた作品は一気に難解さが増しますが、この作品集はポップで入門としてはよいかもしれないです。


他、写真集も数冊入荷中です。

最近のNew加

2017.05.27.Sat.07:22

です。
写真集はどれもルポ・ドキュメンタリー寄りのものですね。あ、マイルス表紙のは違うわ。これは今となってはまあまあ珍しい冊子です。多分。
あとは図録と文庫本(映っていませんが他にもあります)などです。
ざっくりですみません。
色々間に合ってな~い(焦)…のです…。

20175nyuka.jpg


5月の出店予定。

2017.05.14.Sun.00:00
5月もありがたくイベントに出店させていただきます。
が、以前書いた理由により事務所閉鎖です。
買取はなんとか対応いたしますので、少し早めに御連絡いただけるとありがたいです。

以下、出店の遅い順にあげています。


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古本ダー!!
古本だー看板
※画像は去年の使いまわしです

日時:5/19(金)~21(日) 10~20時半

場所:東急ハンズ京都店エントランス

丁度お話を頂いたときに100000tの人が色々考える余裕がなかったのか、前回と同じメンバーの100000t・カライモブックス・ありの文庫という布陣にて、またまた東急ハンズさんの玄関口での古本市をいたします。前回の300・500・800円均一に加えて、書籍のバリエーションを出す為、新たに1000円均一も加えることになりました。今回は3日間開催ですので、前回よりもたくさん用意して随時補充するようにいたしますので(多分)、どうぞいらしてください。


古本イエー!!
古本イエー3
狂言屋作品2 狂言屋作品

日時:5/13(土)~14(日) 11~18時頃

場所:JR二条駅そばのローソン脇の民家


毎度おなじみ、一箱古本市出店をメインにされている狂言屋さんのお宅にての古本市です。元々の企画者は100000tの人ですが、古本イエー(家)! はもう狂言屋さんのものでいいと思う。今回はそれぞれ地元に帰られるということで、5月で五条のお店を閉められるhomehomeさんのほかに、はんのきさんも参加されます。チラシにははんのきメンバーのヨダレちゃんの名前しか掲載されていませんが…。
あ、このチラシ、ね。狂言屋さんのてづくりです。開催場所が某氏宅って…。
狂言屋さんは絵を描かれているのですが、最近はレコードジャケットや本をモチーフにして和紙に描かれていて、これがいいのですよ。紙に紙のモノを描くというのは親和性があってよいですね。作品は多分お宅に飾っておられると思うので、御覧頂けるかと。(チラシ下の画像は狂言屋さんが参加されていたグループ展にて購入したポストカードです)
開催場所目印のローソンにはハトの飛来があるので、個人的にはこちらが楽しみです。


中之島まつり
中之島まつり 中之島まつり2

日時:5/3(水)~5(金) 10~16時(最終日~15時)

場所:中之島公園一帯

日本最大の市民まつり「中之島まつり」の古本ブースにさりげなく混ぜて頂くことになりました。
大阪の古本屋さんが何店かテントを出す中の矢野書房天満橋店(はまや)さんのテント内にて、ウチの他に本おやさんやはんのきさん、1003さんとぽんぽんぽんさんに居留守文庫さんといった同世代の古本屋さんとともに参加いたします。皆知ってる顔なので心強し、です。東京のますく堂さんの出店があったり、寸心堂さんのテント内では参加者を募った一箱古本市もあるようですので、古本ブースも華やか賑やかになりそうです。