作品集をいくつか。

2013.11.18.Mon.00:00
『Concorde』 (2006 Walther konig)
Wolfgang Tillmans 売切れ

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写真家が好きなコンコルド飛行の風景を撮影したもので、ティルマンス作品の中では異色の写真集。ちなみにコックピットや機体のクローズ・アップといったようなアングルはない。2006年の重版。
2003年にコンコルドは引退してしまっていたようで、その昔、英国にいた頃のKさんは何度か飛行を見たことがあるそうです。




『偶像讃美の書』 (1988 Verlag Interpress Publishers)
Bruno Schulz

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オリジナルの『偶像讃美の書』(邦題;ポーランド語は文字化けする為)は、ポーランドの作家ブルーノ・シュルツにより、1920-22年頃、クリシェ・ヴェール(黒膜ゼラチンのガラス板に尖ったもので絵を描き、この下に印画紙を敷き、感光・現像させてつくる)という手法を用いて制作された連作版画。シュルツは、これらをポートフォリオとしてまとめ、装丁し、友人に贈ったり、本屋で売り出したようである。

Jerzy Ficowski(詩人・作家)の序文からなる、こちらの1988年のポーランド語版は、ドイツ語・フランス語・英語に翻訳されている。『偶像讃美の書』とはなっているが、この一連の作品に依拠したあれこれ、という趣が強い一冊。それでも、男女の関係(例えば単純なところでは、女性は男性より高いところに配置されている、という構成の問題、など)、表されるオブジエ、サディスム、エロスの主題など、シュルツの画業に注目すべき点は多いと思い知らされる。



『SONG BOOK』 (2012 Mousse Publishing)
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ドクメンタ13への参加作家スーザン・ヒラーによるインスタレーション作品のジューク・ボックスで使用された楽曲を集めた一冊。革命歌からロック音楽まで掲載。ひたすら歌詞!




『YOSEMITE』 (1995 Little,Brown and Company)
Ansel Adams

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米・カリフォルニアはヨセミテの写真で特に有名な(と今更書くのもアレですが)アンセル・アダムスの、その写真集。
私個人は写真をみるときは「ナニをどう撮ったか」ということよりも、中間色の出し方/表現上の取扱い方のほうを重要視するのですが、その中間色の出し方が、素晴らしい。
こちらの版は、作品がセレクトされているのと、ペーパーバックタイプゆえ、写真集の醍醐味を得たい方には、いまひとつかもしれませんので、その場合はハードカバーを新刊で購入されることをお薦めいたします。




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