本年もあけましたか!

2011.01.04.Tue.09:30
 
 あけましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願いいたします。



 今では知る人のみぞ知るという話ですが、実は私Yは、昔絵も描けば漫画も描いておったのです。(あくまでも趣味)だからどうした、な話ですが、漫画はほとんど読みませんが、技術的なことくらいならわかりますよという、全く無知ではないということだけお話しておこうかと。でないと、ミニコミ預けてもらってる作家さんが不安になりますものね。

 ということで去年できなかったミニコミ紹介から!


まずはアシタモさんの「冒険少女」から。

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 関西圏在住で、ん?この絵柄は見た事がある…!という方おられるかもしれません。以前某Pi・○・Paカードの広告の4コマ漫画を描いてらしたのがアシタモさんなのです。(関西おでかけマップという名前だったか駅に置いてある小冊子に掲載)当時は、勿論誰が書いてあるのか知りませんでしたが、「今ドキ珍しく平和なオチをつくる人だなぁ」と個人的にこの漫画を楽しみにしていました。
 そう。アシタモさんの漫画は、逆に何か恐ろしい意味を含んでいるのではなかろうかと疑ってしまうほど、とても「平和」なのです。さらに漫画を描きだしてからまだ十年ほどで、この線を獲得しているのは本当にすごいと思います。特に美大等出られているわけではないようなので、何というか研究熱心なのでしょうね。
 あと特徴的なのは登場人物が語りかけてくることですかね。「皆さん~」といった具合にね。読者とコミュニケーションを取ろうとすることによって、実はかえって「これはつくりごとなのですよ、お話ですよ」という認識或いは距離感を生じさせるわけですが、そのことはとりもなおさずアシタモワールドと相まって「これは素敵な嘘である」ということに気づかせてくれるのではないでしょうか。ものをつくるうえで「素敵な嘘をつける」、というのは大事な要素のひとつだと思うので、アシタモさんにはこの世界観をもちつつ、緩やかにさりげなくも変化していってほしいですね。(出ました!Yの何様批評!)

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 タイトルは少女、となっていますが表紙の3人があっちこっちで大活躍!そしてそのパワーの源となる「はちみつ団子」をくれるクマさんも毎回登場します。時々クマではなくなってる時がありますが。(笑)



 お次は顔画工房さんの「劇画 黒座敷」。これは何年か前に、お仲間の関根しりもちさんらと一緒に「佐藤黒座敷」というタイトルで映画化されており、インディーズ・ムービーフェスで入選かなにかされているはずです。ちなみに映画と漫画は物語が違います。

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 夢野久作の「人間腸詰」を連想させるくだりなどもありますが、ほろりとさせるオチをつけていたりするのも顔画さん特有というか。黒っぽい画面、この線、こんな反(アンチ)スタイリッシュな内容(すみません…)でありながら、徹底したグロさに行きつかないあたりがこの人の特徴かなぁ。映像作品は結構「やってしまったね」というのがあったりするのですが。残念ながら私にはわかりませんでしたが、知っている人やある世代の人にはわかる細かいネタが満載のようです。

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 この5人が「佐藤兄弟」です。この5人があちらこちらをかき回します。正直、展開というより転回が早く、体力も気力も消耗します。でも読後感はカタルシスこそありませんが、何だかさっぱりした感じ。



 そして藤本和也さん主宰の「黒のマガジン」。(顔画さんも参加)

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 第2号ですが、何と3年ぶりというマイペースさ!幼い頃から水木しげるの大ファンという藤本氏が色々な角度から水木を大解剖しています。「ゲゲゲ」ブームにのったのではなく、あれこれしていたらこの最中に出すことになってしまった、というところでしょうか。

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 私は映像でしか藤本さんにお会いした(見た)ことがないのであれこれと知らないのですが、元々は自分の漫画を発表したくてこの「黒マガ」をつくった、というように聞いたことがあります。藤本さんの描くキャラクターもアシタモさん同様「可愛い」感じのキャラです。一方ストーリーはというと、掲載の「ふらふらふらり」は「若さゆえのなんとか」な感じ連綿といった摸様ですが、キャラゆえ深刻な事態にはなりません。そのかわりいつまでも終わらない感じがします。作戦だろうか。ま、このお話の決着が非常に楽しみですね。
 それよりも天狗のお面をかぶった(ゆえ言葉は発さない)女の子が出てくるシリーズが個人的には好きですね。何故に天狗…?とあれこれ想像してしまうのですが、これまた彼女がお面を取る日はくるのか?と楽しみなところ。


☆現在は以上の3タイトルのミニコミを取り扱っております。基本古本屋ですので、置いてもらいたい作家の方にはこちらが声をかけさせて頂いてます。申し訳ありませんが、持ち込み等は御遠慮下さいませ。



 本日も店で仕事をしようかと思ったのですが、いざ行くと睡魔には勝てませんでした。寝ました。仕事は少しだけして家にお持ち帰り。しかしGケ書房さんに売上を貢献してしまった、山坂発行の掌編漫画誌「土地」を読みだして止まらず。沸騰してる鍋を無視して読みふけりました。今回もOさんの「桃」から期待裏切らず。(期待以上です)本当にずっと続けてほしいですね、山坂のお二人には。



 ようやっと長めの雑記終わりました。しかしまだまだ仕事!

 明日より通常営業いたします。あと来店の際、迷われる方がおられるようなので一応書いておきます。烏丸通と錦小路通交差する場所を東側に入っていただき少し歩きます。当店不親切ゆえ、ビルの外にオリジナルの看板だしておりません。ビルの壁には一応プレート掲げております。ビルの南側は大丸駐車場です。1階は焼肉屋さんで、その脇の階段をあがっていただくようになります。1フロアに1店舗ですので、上がっていただいたらすぐ文庫着です。
昔の記事→ありの文庫とは?


 あと個人的な連絡。Yの友人たちへ。今年も携帯電話を持つ予定ございませんので、何も期待せず今までどおりの対応でお願いいたします。(前もって~する、ということです。了承済みだとは思いますが。)


 なお1月16日(土)は、臨時休業とさせていただきます。

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