2月ですか…

2012.02.01.Wed.23:59
 あまりにもお寒い。外の空気が冷たくて頭がシャッキっとするし、鼻呼吸をすると鼻から冷たい空気が入ってきて、そのへんのミントなんやらのガムなんかよりスースーするから好きだが、どちらも気持ちいいのは最初だけ。
 
 結局一夜の思いつきも具体的に形にしようとする段階でなんか違うということになるし、毎度の如くたんなる気まぐれで模様替えをしただけにも思える。オープン当初から結局ずっと店内も(仮)というかんじが続くが、これでいいのだ。
 



 

出勤途中にて

2012.02.02.Thu.23:47
 小学生の女の子二人が不動産屋の外に貼り出してある物件情報を見ながら、「何、ここメッチャええやん。安~!」といった会話をしながらキャッキャしてた。私達も初めて当店の物件を広告で見た時にも同じ感想を抱いた。ほとんどそれだけの理由で決めたので(若干の立地条件も含むが)、この部屋以外の物件は見ておらず、というか他に選択肢がほとんど無かった。実は別の場所も候補というか、元々はそこで何かをやるかもしれないキッカケがあるにはあったのだが、最終的には縁が無かった。初めて当店が入っているビルの写真を見た時は、このビルのイッタイ何処に五階なるものが存在しているのか皆目見当がつかず、隣のビルなら何となくわかるのに、といった印象で、もっと言うと「絶対この写真間違ってるわ。しっか仕事せーよ」的な感想だったので、初めて物件を見に来た時も、やはりこのパッと見は3階建てにしか見えないビルに連れて来られて、えっホントにやっぱりここ?と思ったそのようなビルの中にある当店に好奇心で来て下さるお客様には頭が下がります。




新入荷とか。

2012.02.03.Fri.14:14

 手のいれよう、想像力の余地があるということはとても素敵なことだと思うよ、Kさん。
リルケのある言葉を「都合よく利用・解釈」するならば、我々は確たる完成形を獲得したときには、恐らく喪失してしまっているだろう。その是非はともかくとして。



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『聖霊舞踏』
笠井叡 (1977.1.30 現代思潮社)

装丁・装画 中西夏之  函・表紙シミ多数 本文良好


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最近「踊りづいている」わけでもないのでしょうが、またも舞踏家の著作品入荷です。神秘主義の影響を非常に感受したダンサーらしく、どの文章も書き出しがなかなか魅力的で思わず引き込まれます。
曰く―

―私は危険なペテン師である。何故かならば、舞踏は見せるものにあらず、踊るものである…
―もし人生が泡沫の夢であるなら、「死」とはこの夢の仮寝からの目覚めの瞬間なのだろう。…
―はじめに、この覚書は右手にサド侯爵、左手に魔術師グルジエフの劔を持ち“虚無”という名の心臓からなる肉体が書き記したものであることを申し添えておこう。…
―舞踏家の顔には山師と天使の二つが重なっている。…

このいかにもな調子、何かの道を極める御仁がされると違和感がないのは、単に私の色眼鏡でしょうか。
個人的にも現代舞踊/舞踏家の書く文章とは相性が良いように思います。(今はもう手元にないが)勅使河原三郎の文章も良かった。よって(棚在庫同タイトルでも)買取大歓迎でお待ちしております。


『記号の霙』
平岡篤頼 (2008.5.18 太田出版)

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仏文学者で『早稲田文学』運営に携わっていた平岡篤頼の遺稿集。井伏鱒二、森敦、武田泰淳、小島信夫、吉行淳之介、安部公房、小沼丹といった作家が、ごく平坦なしかし私的すぎない言葉の内にとりあげられていて好印象。(小難しい言い回しは寧ろ容易に出来るものだ)
教え子の堀江敏幸の解説も◎。


新入荷は他に詩関連や文庫が数冊ずつ位あったように思います。
あとは御来店して御判断ください。

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ところで明日2月4日(土)は[all that jazz KYOTO@OIL] !!
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楽しみですね。
http://allthatjazzkyoto.tumblr.com/





今日のできごと。

2012.02.04.Sat.15:30

 sumus同人の林哲夫さんに御来店いただいて、またまた二人とも恐縮しきり。ある一定期間ごとで御来店いただけるのは、我が店を厳しく見直す良いタイミングとなるので本当にありがたいです。税務署に「行くよ」と言われるよりも、緊張していますが。多分。
でも少し楽しみにしていたりするのです。
「林さん、そろそろ来てくれんかな~」
「言っとくけどあの人“古本ハンターのおじさん”ちゃうで。画家・装丁の仕事がメインなんやし。」
という会話が時々なされていたりするわけです。

 その後、素敵な買取があったりジェネレーションギャップに頭を悩ませたり(年とったね)とひとりで無駄にバタバタしたあと、西島芳さん出演ギリギリの時間で[all that jazz KYOTO]へ(強引に誘った)お客様とともに向かう。はじめての場所であったけれど素敵な空間。西島さんのピアノとたおやかな声にようやく落ち着く。良い夜でした。
 ライブ会場で京都市中のレコードマップ(仮)を配布していたので、数部かっさらってきました。欲しい方はどうぞ。レコードと同じサイズ。そういえば、さっと取り出して見られる古本屋マップがあってもいいかもしれない。



 ところで「ありの文庫御常連様北上伝説」というのがあって、といっても勝手にそう名づけて勝手に戦々恐々としているだけですが、それは仲良くなったお客様が何故か北の方へ移動されるというもので、昨日もそれに該当される或る方が本を「万置き」(万引きの逆)しに来て下さって、その中の一冊山川直人の漫画『ナルミさん愛してる』が、状況とそっくりに思えて思わず(心の中で)号泣してしまう。さる場所で「棚も人も本当に好きな店」と言ってくださったみたいで、感無量。色々悩んだりあれこれしようとしたりしなかったりする日々は相変わらずだけど、これからもそういう同じ感じでやっていけば良いのだろう。Mさん、どうもありがとうございました。
 でも、我々が勝手に思っていることは、どうか都市伝説みたいなものであって欲しい。



山坂第六号
『漫画雑誌 山坂』第六号、フライング販売中です。まだ文章がまとまらないので、紹介はもう少しお待ちを。

『漫画雑誌 山坂』第六号入荷!!

2012.02.05.Sun.13:00
 
           『漫画雑誌 山坂』第六号
       
山坂第六号

 今号の静かなる気迫に押されて、こちらも気合いを入れて文章を書こうとしたのですが、何度構成し直したりしても納得できず、もはやあきらめました。ファンの方も御来店いただいたので、余計なことは言わないようにします。個人的なことは、日記にでも書いて感情の昂りを抑えたいと思います。山坂書房のお二人にはいつも、「今がベスト」と思わせられるのですが、とにかく今回は傑作です、とだけ。(創刊からのトータルの視座をお持ちの方は、割と同じように感じるのではないでしょうか)

300円 販売中!!!


ユートピア/三好吾一
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揺れ/大西真人
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山坂書房のお二人様、2月も早々に届けて頂いていたのに、紹介が今日まで延びてしまってすみません。

山坂書房HP:http://www.yamasaka-shobo.com/
山坂ブログ:http://yamasakasou.blog35.fc2.com/





芽ぶき市@さいりん館。

2012.02.07.Tue.11:00

ばっちり意匠が施されているものも良いですが、こういう手書きや簡単なワードで作成したチラシも好きです。「芽ぶき市」の方の字は読みやすくて、いつも羨ましいかぎり。古本よあけさんが持ってきてくださいました。今回は、比較的アクセスしやすそうなところで開催される模様。

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 詳しくはコチラ→http://ecodream7.exblog.jp/14546574/

トネリコの小冒険。

2012.02.08.Wed.23:23
 あいつが店に来たのはいつごろかはもう忘れてしまったぐらい、ほぼ最初からいる。忘れたという事は私ではない誰かが購入したということになるだろう。他の仲間達もいたのだがそれらはやがて枯れていきお別れした。栄養失調の時もあったり、強風にあおられて何度となくシンクにダイブして辛苦し、その度に従え、かつ支えてもらっている葉や土が減っていったが、安い闘魂注入剤で活を入れてやりながら手をかけていると、一旦は弱っていたかに見えたあいつが成長してきた。この店で流れてきた時間を共に経験した、という意味でいわば戦友でもあるあいつは文字通りに何も食わずに何食わぬ顔をして全てを見聞きしているのだろうと思う。いったい我々の事をどう思っているのだろうか? そんなことよりこんなところで育ちたく無いわ、とかなんとか思っているかもしれない。いろいろと聞く機会(機械)があれば聞いてみたい。
 かなり図体が大きくなってきたし、また土も減ってきているのでもう少し大きい舞台を、と思い植木鉢と土を買いそしてそれに伴い場所も移動せざるをえなくなったので、とりあえず(またしてもとりあえずか…)スピーカーの隣という相性が良いのか悪いのかよくわからない所に落ち着く。仮の住処が終の住処にならんことを期待していますが。

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ボンヤリ月。

2012.02.09.Thu.23:59
 帰りしなに見た比叡山の傍らの丸い月が曇り空ゆえにぼやけて見えた。あまり厚い雲で覆われていると月そのものが見えないので、うっすら絶妙に雲がかかっていて、少し不気味にも見えたがその光景にしばらく歩きながら見とれていても、溝にはまるようなヘマはしない。昔は近所もあまり整備されていなかったので、今は塞がれているが道路脇に溝が沢山あった。近所の子もよくはまり、また私もよくはまった。溝はまりにハマってた訳ではないよ。
 私は両手放しで腕をさも早そうに振り、「カール・ルイス!」やら「ジョイナー!」と奇声を発しながら得意げに自転車に乗っていた。今ならさしずめ「ボルト!」といったところか。そこで次のステップとして、両手放しより難易度が高いと思われる(このあたりの論法がもうすでに子供というかアホ)良く良く知っている道なら眼をつぶりながら運転できるのでは?とふと思い立ち、あろうことか実行にうつしてしまい、案の定電柱にぶつかり、これまた溝に落ちた。その時は近所のローソンに200円を握りしめて行く途中だったが、溝に転がっていたのは100円玉一つしかなく悲しかった記憶はあるが、溝に頭から突っ込んだはずなのに体が痛かっただの、血だらけになっただの、の記憶は一切ない。付け加えるとその時は阪神帽をかぶっていたので、こいつが守ってくれたのや、ぐらいにしか思っておらず、その後は確か普通にローソンに行ったような気が。このネタは以前にもしたような気がする。「またかよ~」の声が聞こえてきそうだ。

 



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 はんのきメンバーのはなめがね本舗さんが、はんのき発行のフリーペーパーを持って来て下さいました。前から気になっていて読みたかったので嬉しいです。中身は見てのお楽しみ!



第4回古本フェス@トリペル。

2012.02.10.Fri.19:20

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 昨日に引き続きはんのきメンバーの古書ダンデライオンさんが古本フェスのチラシを持って御来店。毎回出店者が違うという意欲的な古本市なのでいつも楽しみにしています。お時間のある方は是非。
 
 詳しくはコチラ→http://oldbookdandelion.blog108.fc2.com/




FMP『かわらばんくん⑩』。

2012.02.11.Sat.18:00

かわらばんくん⑩

おなじみ山坂書房よりフリーの漫画冊子『かわらばんくん⑩』が届きました。Mさんこまめに営業活動されてますね。頭が半分位さがります。かわらばんくん、冬の装いですのでお早めにどうぞ。
しかしあの『漫画雑誌山坂』第六号の感動を、御本人を前に伝えきれなかったのが残念。そういうものなのでしょうけど。
山坂第六号
販売中!!!

山坂書房HP:http://www.yamasaka-shobo.com/
山坂ブログ:http://yamasakasou.blog35.fc2.com/