ありの文庫とは?

2010.12.06.Mon.00:00
※現在通常営業はしておりません※

ありの文庫は京都四条烏丸にある、古本と音を扱う4坪ばかりの小さなお店です。

現在は、イベント出店と買取業務のみ行っております。



営業時間:12~20時 不定休

営業時間は店番担当の体調により若干変動します。不定休ですが、年に2度程大きな休みをいただきます。

〒604-8144
京都市中京区錦小路通烏丸東入元法然寺町681 
服部ビル5階 ※1F肉処弘商店さん入居ビルの5Fです。
(エレベーターはありません。心臓破りの真直ぐな階段を最後まで上ってきてください。途中で必ず一呼吸つくことをおススメします。) ☆駐車・駐輪場なし

mail:サイドバーの「コチラ」よりどうぞ





烏丸通から錦小路通へ東に入っていただき、少々歩いてこのビルをお探しください。
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よく間違われるのが、画像右手1階が紅茶屋さんの方のビルをあがってしまったということなのですが、そちらは3階までしかございませんのでご注意ください。画像左側のビルの階段をあがって5階です。







今週から本腰入れて積極営業!(したいところ)

2010.12.06.Mon.22:00
 先月からこっそりお店はあけておったのですが、カウンターが届かずエアコンの工事もはいっていない、ということで消極的に営業しておりました。誰も来ないので、営業というよりドアを開けていただけ、の話ですが。本日エアコン入りまして、とりあえず快適にお客様をお迎えできるだろうということで、大企業的にいえば「グランドオープン」でございます。
 吃驚するほど小さく且つぎゅうぎゅうにものがあると「わくわくするが、焦って結局何も買わずじまい」になってしまうYの性格を反映して?、本もCDも少ないことにさらに皆様驚かれるかもしれませんが「これでいいのだ」ということです。



 開店にあたりまして、以下の方々に特にお世話になりました。

古本屋をするにあたって、京都は堀川五条の「書肆砂の書」寺井さん、東京は雑司ヶ谷の「古書往来座」瀬戸さん。へぇとかはぁ、とか感嘆ばかりの新米で本当すいませんでした。寺井さんに頂いたラック、瀬戸さんからの「プロっぽくしない方がいいよ」という言葉、大事にしたいと思います。

cuccia京都藤井大丸店の中島さんと奥田さん。口頭で場所をお伝えしただけなのに、わざわざ探して来ていただき開店祝いまでありがとうございました。ちなみにYが派手なワンピースを着ていたらここの服だと思って間違いないです。

顔画工房(清本さん)とその周辺の楽しい皆様。撮影、漫画その他諸々お忙しいのに、励ましをいただきありがとうございました。顔画さん周辺の出版物は唯一の新刊物として、この先順次取り扱っていく次第です。

SOU・SOU京都店の定村さん、山嵜さん。アドバイスありがとうございます。お店のDP用の布(伊勢木綿)はこちらで選ばせていただきました。山嵜さんはドアに立てかける予定の看板を描いてくださるとのことで、心待ちにしております。

また、開店前に本を譲っていただいた方々。特に東京の加賀美さん。遠慮せずに頂いてしまい、すみませんでした。

それから服部ビルのテナントの皆様、不動産屋さん、大家さん。暖かく迎えていただきありがとうございます。


これからも皆皆さまにご迷惑をおかけすることもあると思いますが、ひとつ宜しくお願いいたします。




なおこちらのブログはK(音楽担当)が担当いたします。Yは書かないそうです。なのでアンオフィシャル、というか半オフィシャルという位置づけです。本の情報はYから聞きだしてお知らせします。臨時休業、長期休暇等もこのブログ上でお伝えしますので確認お願いいたします。


では皆様、一度は冷かしにでもいらしてください。
5階ですけど。
階段だけですけど。



ハイデッガーとピエール瀧。

2010.12.12.Sun.12:15
音楽の話挫折して、本の話に。

左はハイデッガーの「ニーチェⅡ」(平凡社ライブラリー、Yの持産物)、右はピエール瀧の「屁で空中ウクライナ」(太田出版、K持参物)。
ブログ1
あの、ちょっとY この値段設定はどうなん?


ブログ2
50円追加して同じ。これはいくらなんでもねー


ブログ4
え、ああ ここがつぶれてて


ブログ5
ほんで ここも


ブログ6
それで カバーの裏側もこれなもんで

それでもイマイチ納得いかんなー。






(現行でもこのハイデッガーは買えるので安くしました。カバーのひどさに比べて、中身は頁折れが2か所ほどでいたって綺麗な状態です。大体スタバのRサイズのコーヒーより安いくらいでしょうか。スタバ行かないから知らないけど。ちなみにKはスタバのことをバックスと呼んでいます。 Y)

鬼の居ぬ間に。

2010.12.14.Tue.13:13
 この作業を目の前ですると「ソンナラアンタモ書キナサイヨ」などと言われるので、鬼の居ぬ間に、乾かない舌の根を見せながら本日店番担当のYがこっそりお送りします。画像が使いたかったので。特別寄稿ですよ、Kさん。

1213_convert_20101213124252.jpgカウンターの傍。
図書館除籍本です。御入用の方どうぞお持ちください。もう少しあったような気がしたのですが、引っ越し等で紛失した模様。(いずれも廃棄印・リサイクル本シールの貼付あり)



 さて今回の書籍はこちら。中西夏之(1935~)著「大括弧 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」(筑摩書房 1989.4.1発行 定価2880円) 売切れ ご覧の通り図書館除籍本ですが、この本に関しては値をつけさせていただきました。
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 一昔前住んでいた場所の「歩いて1分、走って30秒」という距離に、区立の中央図書館がありました。落ちこぼれ学生だった私が学校の図書館を利用したのは両手で足りるほど。手にしたのはルカーチとのらくろと大島弓子、と覚えているくらい利用しませんでした。一方、区立図書館には割と通っており、先述の本達もいつもの利用のついでにもらってきたような記憶があります。学生時代を通じて「1960年代」の芸術を研究していたので(←一応、です。卒業はいつもギリギリ)、件の書籍も参考文献になればと思い連れて帰りました。ところが昔も今も私にとって、中西の作品自体の印象は薄い。(研究者の方、すみません)ぱっと出てくるのは土方巽の背中にペインティングを施している写真くらいです。「ハイレッド・センター」で組んだ赤瀬川源平や高松次郎の方が作品としては印象的です。(ただ個人的にはこのへんの作家はあまり興味がなかったのでざっくりとしか知りませんが。再び研究者の方すみません)
 それゆえと言ってよいのか、昔も今も私にとって中西夏之といえばこの「大括弧 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」です。あとがきによれば1969年から1989年の間に発表された文章をまとめたものだそうです。内容は一応評論集となっていますが、言葉によるデッサンとでも呼べそうな制作メモの色合いの濃さを感じさせます。特に美文というわけでもないのですが、淡々と硬質な言葉が紡がれていて、作家の(特に若い作家の)ただもう文が散らかっているだけ、のようなものとは一線を画す散文、一種詩でも読んでいるような文章、構成だと思います。それでいて耽美的なわけでもない。「絵自体がかたくなに保持しようとする正面性と平面性」を「絵描きの位置」で探り続けているこの美術家に、自己陶酔に陥るなどあり得ないのでしょう。


 この本は制作を行っている若い方、特に絵を描いている方には是非読んでいただきたく思います。私自身は絵を描いたりしないので、平面性の問題など最後の最後には近づけない(というかわからない)何かが、日々制作行為に没頭している方には響くものとしてあるのではないでしょうか。ま、なければないでよいと思います。私は本を読むということを、功利的な行為とは捉えていませんので、無理に感じ入る必要はないと思います。ただ個人的にはこの本はお勧めです。電車の中で読めるものでもなければ、珈琲でも淹れてゆっくり読む、というような気分にも何故かならないという存在感の作品でした。
 一方で、中西夏之なんて知らないという方は(この文章は中西夏之が美術家として知られているという前提で書きました)ただの散文として読むのも一興かと思いますよ。ここで売れてしまっても、図書館(特に芸術系大学の図書館)には蔵書としてあると思いますし、そちら方面をあたってもよいかと。
 
 今回、普段無視を決め込むようにしているamazonや他のサイトをちらりと検索したところ、古書としてそれなりのお値段で売られたりしたのですね。流通したのが少なかったのかもしれませんが、古書として出回っているのも少なそうです。この本の所有者達が大事にしている為にそうであるとするならば、幸福な本だともいえそうです。(あくまでも仮定の話)
 現在私が再読中ですが、同時進行で何冊か読んでいるため店頭に出すのはもうしばらく先になりそうです。(予約・通信販売等は受けておりませんので御了承ください)肝心のお値段ですが、多分牛丼を大盛にして生卵とサラダと豚汁をつけた位よりはちょっと安めだろう、という設定です。そんな取り合せで食べたことはないのでよくはわかりませんが。




 本日の長文・駄文はこれにて終わり。音楽の話を期待していた皆様、失礼いたしました。








            レモンティーから心器へ

群青色の吹き付けを終えて作業場を出る。
紅茶に浮いたレモンの円にスプーンを刺したとき、時刻は七時。
ちようど断念した舞踏会の開演時刻でベルが鳴っているはずだ。
テーブルの上のレモンティーを復習する。レモンの円は紅茶に浮いている。茶碗の影は受け皿を覆い、皿は茶椀を受けている。全体はレモン色。すべてが接するように浮いている。心器のモデル。





……等伯たちが、この小舟の不安定の揺れの中で水を器に盛り、こぼさぬようにそっと水面をみつめ、移された絵を写すような、受身のひたむきさは、又、私(達)のものでもあろう。この小舟の上に生きる人々の中に降下して、画家は起源のなさに囚われることなく、生きる方法はまだあるのだと云うことを証明するために、3から1をマイナスとする動作を繰返し、いずれはこの小舟が『ガリバー旅行記』のラピュータ島のように地球と云う起源からも浮上してゆくのをみるだろう。
                           〈『等伯画説』そして3マイナス1〉






橋に向かうのは対岸に渡るためでではない。……
                                  〈橋の上〉






昨日は

2010.12.15.Wed.01:30
漫画家のアシタモさんが御来店。単行本「冒険少女」納品の為わざわざ遠方からお越し頂きありがとう御座います。高島屋の寂れた屋上を京都のおすすめスポットにする私達もどうかと思いますが、楽しんで頂けたのでしょうか…


その後、尊敬する「書肆砂の書」の寺井さんも御来店。色々な話で盛り上がり楽しい時間を過ごさせて頂きました、と同時に身の引き締まる思いです。




Aphex Twin"I care because you do"

2010.12.15.Wed.12:52
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1995年イギリスのレーベルWarpからのリリース。
発売当時は「スタジオボイス」でテクノの特集が組まれたり、SONYがテクノマンフェアーと称して国内外のテクノのCDのカタログをリリースしていた時期でもあり、友人宅でロウソクナイトと称して文字通り部屋の明かりをロウソクだけにして色々な音楽を聴いていた時(アヤシイですねー)に出会い電気音楽が好きになるキッカケになった1枚。彼の嗜好性がよくまとまっているアルバムだと思います。余談ですが私はジャケットが好きでなかったので、裏返しにして棚に入れていました。

Surgeon "Force + Form"

2010.12.15.Wed.14:44
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1999年ドイツのレーベルTresorからのリリース
先日友人と90年代後半にリリースされたクラブで機能する曲の中で、その情況から離れてもなお聴ける曲はあるかねーと、いい年こいて喫茶店(閉店時間まで)~夜の公園~バス停(そこにベンチがあるから)で話をしていました(居酒屋行けよ!)。それで、ほとんどないという結論に至ったのですが、そんな中でこの1枚は自分にとっては残る作品だと思います。
サージョンはイギリスはバーミンガムの出身で現在もライブというよりDJとしての活動ばかりで、CDのリリースは少なく主にアナログレコードで曲を発表しています。この作品の他当店では彼自身のレーベル「Counterbalance」からアナログレコード限定でリリースされた自分の曲を彼自身がDJ-MIXして1枚のCDにした「Counterbalance Collection」も販売していますので興味がある方は是非。
一時期私は追っかけのように彼のDJをよく踊り/聴きに行ってました。また彼が影響を受けた人達の作品を掘っていく事で自分にとって新しくて古い音楽を開拓していきました。ちなみに彼は高見盛やドラえもんが好きという親日派でもあります。

たんぽぽという名の方が。

2010.12.15.Wed.23:51
 
 舌の根が乾かぬYです。今日も特別、例外です。


 昨日は漫画家のアシタモさん砂の書の寺井さんにお越しいただきました。

 アシタモさんの漫画はHPを御覧いただければわかると思いますが、今時他ではみないタッチの絵を描かれます。この人にはこの人の線があるのだなぁ、ということがよくわかります。物語もうふふ、というこれまた今時珍しくほほえましいものばかりです。今ブログでは御覧いただけないと思いますが、一度十年前くらいの作品を掲載されていて、180度違う絵柄、ストーリーで(ほめ言葉のつもりですが)ガロ的というのか画面からしんとした空気が伝わってきてとても驚いたものです。御本人はいたってシャイな方で、その中でも色々お話しくださり楽しいひと時でした。お土産もありがとうございました。お口がイヤシい系の二人ですので、すぐに胃袋におさまりました。ありがとうございます。

 当店で扱っているミニコミに関しましては、近日中にまとめて紹介させていただきます!


 そしてその後、寺井さん御登場。Kは前日から緊張しており「本当に来てもらえるのだろうか」などと申しておりました。寺井さんは「ヨタ話」などと仰られますが、我々にとっては興味深く、本当はいつまでも聞いていたいくらいですし、何やったらお金でも払って講座を設けて欲しいくらいなのです。あんな話やこんな対策を教わり、気づいたらもう一杯お茶を出すのを忘れていました。失礼いたしました。お金が許すのなら砂の書は欲しいものだらけの危険なお店です(笑)、と紹介しておきましょうか。本というのは本当は色々な意味で危険なものだ、そしてそうあるべきだ、と思っているのですよ。私は。それを実感するすごい古書店、砂の書。



 そして今日は「あの人はかならず来る」と我々の間で噂していた古書ダンデライオンさん御来店。Kが勤務を終え、私が仕事前に行った税務署で聞いたことをひとり思い浮かべながら、最終的に署員の方に「ネットで検索してみて!」ええええー!?となり「時代だなぁ」などと感慨深くしているところに、一方的に見知った顔がひょっこりと。思わず「ダンデライオンさんですね!?」と声をかけてしまいました。これまた失礼しました。ダンデライオンさんははんのきトリペルというお店もされているすご腕の方なのです。我々も一度、はんのきさんにお邪魔したことがあり、その時はお店の方と買い手という関係でしたので特に覚えていらっしゃらなかったのだと思います。しかしこちらでは何となく印象に残るものがあり(番台で読書をされている姿が)、「いらっしゃいませ」よりも大声で固有名詞を叫んでしまうという今日に至ってしまったわけです。
 先の寺井さんが、京都の古書若手店主の憧れ=スターならば、ダンデライオンさんはホープ、そして我々のリーダー格といったところでしょうか。(何様の書き方になっておりますが、お許しを。)「あの人は来る」の根拠は、ブログを拝見すると、本当にこまめに古書店をまわっておられるのがよく判ったからです。
 色々とお話をさせていただき、寺井さんとはまた違う楽しいひと時を過ごさせていただきました。是非皆で集まって、楽しいイベントを催しましょう!今日のことをKに電話すると「会いたかったー」と悔しがっていましたので、名刺をもたせて早めにはんのきさんに向かわせたいと思います。そして私は、もう少し積極的に外に出ねば、と反省して一日を終えたのでした。




 ついでに業務連絡。明日より「原色日本の美術」(小学館発行 個人所有分24巻から30巻)をちょろちょろ搬入します。函に少しイタミありますが、中身はいたって健康。お値段は、この時期の苺一パックよりもお安めぐらい。最近スーパーに行けていないので正確にはわかりませんが。興味のある方、どうぞ。

M・W嬢へ-Yの私用。

2010.12.16.Thu.18:01
Yが今まで生きてきた18年間(+干支一回り+α)の中で「この人、変ってるなぁ」と思った2人のうちの一人、友人M・W嬢よりお店宛にいただいたグリーティング。個人情報が割れるので中はお見せできませんが、相変わらずエキサイティングな文字が。



 
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 はっとする間にも季節が勝手に行き過ぎる。或いはやって来る、のか。風に頬をあしらわれて、顔をあげるともうクリスマスではないか。







最近のBGMはシーズンの波にのって、エキセントリック・オペラのアルバム「N・O・E・L」をだだ流し中です。

クリスマスも当店は営業しております。


5階まで上がって来ていただければ


そこには


本が在ります。


明日以降に仲間入り、新入荷。

2010.12.17.Fri.20:45



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芸術・文芸族。





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