new come on。

2017.09.12.Tue.06:03

この記事の下に、あげていなかった入荷記事を3つ程あげておきました。一部販売済です。
…で、ようやく最近も最近の入荷物なり。

20179③

青山にあった今はなき東高現代美術館にて90年代初頭に開催されたデヴィッド・リンチ絵画展作品集(デビッド・リンチ Paintings&Drawings)やフィリップ・K・ディックの文庫、Michael RotherやKlaus SchulzeのCDなど。

あとミステリや政治スパイ小説(ジャンル名を教えて頂いたけど忘れた…)系の、創元推理・創元ノベルズ・ハヤカワ・扶桑社ミステリなどなどの文庫が300冊ほど入荷予定です。置ききれないので今現在は一部のみ入荷。大体100円になるかと思うので、次回イベントに持参予定です。


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面白そうな買取のお話を同業の方より頂いた。
話によればうちが欲しそうなそれなりのものが、それなりの量…。
断りたくもないが、銭も無い…。
どうしたものか。
どうにかするか。

うーん、秋だなあ。

洋書定番系童話。

2017.09.12.Tue.06:02

mommy sendak
『mommy? /Maurice Sendak Arthur Yorinks Matthew Reinhart』
センダック作品(書き下ろし?)の仕掛け絵本。
仕掛けはマシュー・ラインハルトというポップアップ絵本の世界ではよく知られた方が担当しているようで。
素晴らしく複雑に面白く立ちあがるので、ついつい何度も開いては「うわ~」となっています。
細かなシワはあるものの仕掛け部分の状態は良好です。

20179.jpg
グリム兄弟やアンデルセンの童話とポール・ガルドンやフェリクス・ホフマン、バージニア・リー・バートンといった人気挿絵画家の組合せによる絵本です。60年代末から70年代に出された英訳初版もしくはReprintばかりですが、状態はなかなか良さそう。
随分前に書いたかもしれませんが、翻訳される段階でその国の傾向にあわせて絵もトリミングされたり色出しが変えられたりということもあるようですし、ローマ字或いは他言語と日本語のフォントを載せるのとでは画面の印象がぐっと変わることもあり、洋書は洋書でお楽しみ頂ければと思います。

で、その中で気になったのが『マッチ売りの少女』。
20179②
今まで見知っているこの作品の少女の絵で、一番の惨めたらしさが表現されているような…。目の周りに影出来てるし。
ちなみに最後の最後に少女がマッチを擦って見える少女のおばあさん(の幻影)も、かなりの魔女感あり。
この挿絵は日本では絵本『バーバ・ヤガー』の挿絵でおなじみのブレア・レントによるものです。この画像だと木の表現がまさにそうですね。
絵がほとんど引きの構図で、少女の置かれている寒々しさや悲惨さといった状況を否応なく見せつける効果的な表現となっているように思います。(接近だと「この少女の心情をお察ししましょう」かと)


最近入荷。

2017.09.12.Tue.06:01

随分前の入荷分です。
が少しサボっていたので、まだまだ作業がありあり。
出せそうなものは、月末からの催事にも出す予定。


ブランショや図録などなど…

20177②
マグナム勢(他にマルク・リブーやユージン・スミスも)とJoel Meyerowitzの『CAPE LIGHT』(expanded edition)
アンリ・カルティエ=ブレッソンの図録(状態悪)は、1966年日本初個展@京王百貨店の折のもので、写真展の図録の印刷がコレ!?というなかなかな仕上がりですが(ちなみに文字組もなかなかに…です)、一周廻ってかえって新鮮です。
写真集は、秋山・土門・奈良原・植田・石元・篠山…といった日本の写真家の有名どころによる大判の全集もあります。チェックに相当時間がかかった…。セットものだけど1冊換算500円のものなので、一体丸2日も何をしているのかという気分になりつつ、まあ古本屋ってこういう仕事ですよね、結局。
と、スカしてみましたが、実質座って頁をめくりつ眺めつしてただけ…。

maryengelbreit.jpg
『Mary Engelbreit cross-sttich』『北欧の手づくり手帖』他刺繍本
自分には縁遠い世界…。こういう手芸関係(今はなんでもハンドメイドっていうのかな?)をそつなくや嬉々として出来る方を、本気で心から尊敬します。

kitaj.jpg
『FIRST DIASPORIST MANIFESTO/R.B.Kitaj』
画家キタイによる「彷徨えるユダヤ人」としての絵画的立ち位置を綴った半自叙伝的一冊。(あくまでもさらっと捲った印象です)
この画家の生涯だけに関して言うのなら、これを出版数年後のテート・ギャラリーでの展示が批評的な面で失敗に終わり、その直後に二番目の妻を亡くしたことから「ジャーナリズムが妻を殺した」(←かなりの意訳)みたいになって、失意のままアメリカに戻りやがて自殺といわれているその死までの10年強は非常に興味深いところ。
キタイはアメリカ生まれで、国をまたいで何ヵ所かの美術学校に通い、そのひとつであるイギリスのロイヤル・カレッジの卒業展でデイヴィッド・ホックニーやアレン・ジョーンズらとともに注目され、やがてイギリスにおけるポップ・アートを牽引していくようになるわけですが、長きにわたり親交のあったイギリス生まれのホックニーが比較的早い段階からアメリカにスタジオを構えてほとんど定住のような生活をしていたことを考えると、この二人の生涯の比較も面白いような気がしますな。
キタイはイギリスに住むようになって(ちなみにウィーンの美術学校にも少しの間通っている)、特にカフカやヴィトゲンシュタインなどヨーロッパのユダヤの知的資産を肌で感じるようになったことは大きかったのだろうけど。

jan saudek
『Jan Saudek』
私は(検閲がらみやそれを意識しすぎた自主規制による)修正だのボカシだのには反対派ですが、百歩譲って修正を許容するにしても、正直この写真集の修正の入れ方はH・I・D・O・I。入れ方が汚い。これソウデック自身はOKを出したのかしら。
とはいえ一部のみでそないにたくさん修正が入っているわけでもなく、この作家の独特の色調は存分に楽しめます。
このアニマルな写真がOKなら修正もナシで良かったんじゃない?でも局部はやっぱあかんのか?いや巨匠系写真家の局部写った作品なんて、ごろごろあるのにナ~。といういつもの着地点。

ともだちはモモー
『ともだちはモモー/佐野洋子』
佐野洋子絵本作品の中では結構異色かと思うくらい、素直な子供が描かれています。リブロの絵本だから?


20177③
振り返れば奴らもいる…

とはいえ半分くらいはネット売要員なので、のんびりやりたいところ。

…みたいなものが結局溜まってまた別の山をつくっている状態…。



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最近入荷分。
可愛らしい絵本が中心です。
がまくんとかえるくんのシリーズは何冊あっても嬉しい。
20177④


HERB LUBALIN作品集。

2017.09.12.Tue.06:00

herb lubalin

herb lubalin2

herb lubalin3

Herb Lubalin: Art Director, Graphic Designer and Typographer
編/Gerturude Snyder Alain Peckolick

アメリカのデザイナー、というかタイトルが全てを表してくれておりますが、ハーブ・ルバーリンの作品集です。このカバーの青がモニタ上では全く再現できませんが非常に独特な深みがあり、是非手にとって御覧頂きたいところ。
HC カバー上部にヤブレ 頁内フチに弱いヤケ 英文 予価10000~12000円

最近のNEW荷。

2017.06.12.Mon.00:00

20176①
色々入ってきていました。6月の頭くらい。半分くらいは、イベント出し予定です。

20176②
『アリス・B・トクラスの自伝/ガートルード・スタイン』
自身の助手でありパートナーであったアリス・B・トクラスの眼からみた「ガートルード・スタイン」という設定で、芸術家たちとの交流を描いたもの。大の友人である小男ピカソとのやりとりをはじめ、売れる前の時代のマチス観察の記述などはかなり面白い。個人的には、画商ヴォラールの人間像が把握されたのが収穫。

20176③
『FESPA Digital/FRUIT LOGISTICA Wolfgang Tillmans』
青果流通とデジタル印刷見本市を撮影したティルマンスの写真集。在庫2冊目、です。

20176④
『野外手帳/白土三平』
これは漫画家自身が海や山での野外活動をちょっと体験してみた、という企画モノの体ではなく、本人の自然における日々の生活動記となっています(ちなみに白土さんは海の側に住んでいて鶏を飼っているらしい)。表紙はその際に使用される道具で、少々わかりにくいですが「白土」の名が刻まれています。ざっとみた感じでは、自然との関わりについての言及のみで漫画の話は出てこないので、白土漫画を知らずともこういったフィールド・ライフに興味がある方が読んでも面白いかもしれません。

20176⑤
『血だるま剣法 おのれらに告ぐ/平田弘史』
ある種の誤解・誤読により発禁となってしまっていた作品の復刻版。作品自体も劇画ということもあり濃厚ですが、監修・解説の呉智英の文章がとにかく素晴らしい。多角的に発禁の過程と分析、比較から提言まで鮮やかに解説し、これは非常に大事な部分ではあるけれど文学的な意味においてではなく「読ませる」ものとなっている。勿論、宿敵?のI子順をけなすのも忘れていない。なんだかエラソーになりますが、最近はどのようなジャンルにつけても読むに値しないような評論もどきばかりでツマランナーと思っていたので、これぞ評論!と久し振りに興奮しました。この文章の為だけにお金を払ってもいいので、復刊の復刊をしてほしいところです。

20176⑥
『THEY CALLED HER STYRENE/Ed Ruscha』
エド・ルシェのタイポグラフィを用いた作品集。あるいはタイポグラフィ風作品を集めたもの、というところでしょうか。彼の、写真や絵画と言葉を結びつけた作品は一気に難解さが増しますが、この作品集はポップで入門としてはよいかもしれないです。


他、写真集も数冊入荷中です。