…おそらく事実下り坂は訪れるのだ。四十二歳、メッツの一員となったウィリー・メイズが、七三年のワールドシリーズでイージーフライを落球した姿を思い出してみるがよい。いっさいの優美さをはぎ取られ、それとともに自信も崩れ落ち、途方に暮れた一人の男が、自分のなかにのこる子供っぽさを申しわけなく思っているその姿を。すべてがそんなふうにあっけなく終わってしまうのを認めるのは悲しい。でも誰もが知っているように、そういう連中は幸運な部類に属するのだ。たいていは十七になる前に、波に洗い流されてしまうのだから。
『右翼手の死』スチュアート・ダイベック
***********************************************雑誌『Switch』 (扶桑社 1992 Vol.9 No.6)
特集:俳優 笠智衆表紙にキズ・スレあり
繰上和美、村越元、荒木経惟、藤原新也という4人の写真家の手になる笠智衆の写真が素晴らしい。
素晴らしき化学反応。
一箱にいれようかしら…*『Switch』は80年代(特に前半)のものはお買取いたします。90年以降は特集次第、です。
楳図かずおデビュー50周年記念出版のシリーズ[UMEZZ PERFECTION!](小学館)より、『猫目小僧』(全2巻)、『おろち』(全4巻・第2巻頁破れあり)、『ねがい』(全1巻)、『蟲たちの家』(全1巻)。

何となく最後まで読んだことがあるようで、実は読んでいない。だけど何となくわかっている、という人が多いのが楳図さんの作品ではないだろうか。
自分の中でずっと大事にしている作品は『わたしは真悟』だが、それ以外は『まことちゃん』ですら曖昧で怪しいところ。
まとまって入荷したのをよい機会とばかり、読ませていただきました。
人間の欲望を、笑えない冗談へと描ききって好印象。故、奇っ怪な画もまた愛しや。
★明日5/15(火)は、お休みです。
高校時代の友人の持っていた辞書は、その使用頻度の高さ故小口の部分が黒ずんだ上、厚みも二倍近くになっているようなものばかりだった。彼女はどの辞書も置き勉などしたりせず、毎日、多分三種は持ち歩いていたのではないか、自分のリュックに詰めて遠方からの通学をしていた。私の英和辞典も同じくらいに膨れていたけれど、それは雨に濡らしたせいで、頁が綴れ落ちていたのも乱暴に取り扱っていたことによるものだ。それでもなんとなく、今の今にいたるまで手元にはある。辞書をみるたび、同じ名前の弟を持つ彼女のことを想う。
俳優の栗塚旭がちょっとくずれて酔っ払ったような、というのかそうなるともはやただのおっさんなのだが、漢文の教師は授業中、時々趣味の詩吟を披露した。生徒は毎度毎度またかと拍手を送るのであったが、失笑するものはいなかったように思う。ただ呆気に、というか呆れていただけかもしれない。そんなこととは関係なく、私は漢文の授業が好きであった。
『縮刷 字源』 (北辰館 大正十四年十二月九日二十五版)
著/簡野道明
記名あり



※辞書・百科事典のお買取/引取はしておりませんので、御了承ください。
道行く人に「クリン、クリン×2 お出かけですか〜」と話かけていたあのおじさん。ひょっとしたら「クリン」とは英語の「Clean」だったのではないのか!と、ふと気付き一人勝手に興奮していたのは、もう既に10数年以上前のこと。
新品未開封のアナログ・レコード・クリーナー数個販売中!

お値段はRed Bull(ロング缶)より少し高いぐらい。

『アンナちゃんとのっぽのおじさんうみへいく』
『のっぽのおじさんのぼうしはどこへいったの?』
『アンナちゃんのこいぬはどこへいったの?』
『アンナちゃんとびっくりたね』
作/インゲル・サンドベルイ 画/ラッセ・サンドベルイ 訳/たせまり
(日本生活協同組合連合会 1980.9.20発行)
4冊一括樋口一葉先生1枚分くらいで販売中!!!御予約中角ツブレ・ハガレあり 背色アセあり


店を始める前、実家に割と絵本があったことを思い出し、取りに行ったところ見当たらなかったもので、母親に尋ねると「キレイなんは、子供さんができたとこにあげた」とのこと。結局残っていたのは数冊。ああ『こぐまのくまくん』は、ずっと持ち出していて良かった、いやいやそれでは目論見はずれて困るのだよ、あらこの本なあに?と埃まみれになってはいなかったものの、少々状態悪く残っていたのがこの「アンナちゃん」のシリーズでした。
スウェーデン発のこの「リラ・アンナ」シリーズは、最近はグッズをよく見かけるようになっていて、作品も翻訳され続けているのかと思いきや、この4冊が出て以降06年に『アンナちゃん、なにがみえた? 』という作品が翻訳された限りのようで、あとは原書で読むことのみ可能なようです。
妻であるインゲルがお話を、夫のラッセが画を担当していて、このアンナちゃんシリーズ以外にも『おばけのラーバン』シリーズが日本では有名です。
中身はコラージュ、色彩にあふれて、情操教育にも良さそうです。ただし私は全く色彩感覚のある人間に育ちませんでしたが。
※通常のクリーニングに加え、全頁アルコール消毒をしましたが、汚れ等ございますので御了承ください。
あまり子供心に残らなかったという感じで書いておりますが、唯一このシーンだけは当時と同じ身体感覚を覚えていました。ジャングルの緑に触れているようなざわっとした感じ。行ったことはないですけど、ジャングル。あくまでも想像で。
それほど馴染めなかったのは、恐らくアンナちゃんのあの見開いた大きな瞳に違和感を覚えていたのではないかと今更ながらに思います。どんな本でも、大事にしていただける方にお渡しできればよいなあと心の中ではいつも思っていますが、この作品に関してはあえて口にだして言いたいような気がします。
********************ちなみに私が好んでよく眺めていたのは食べ物が出てくるお話。その中でもスープが出てくる作品が好きで、特にお気に入りであったのは『くった のんだ わらった』と前述の『こぐまのくまくん』。(どちらもロングセラーなので現在も入手可)くまの方は、センダック(一昨日逝去…)による細密な画が好きだったのもあるし、スープづくりの過程が描かれていることもあって、いまだに眺めるたび喉が鳴る思い。
しかしこの温かなスープを皆で囲む、という画面にすいよせられるのは何だろうか。精神分析でもしていただきたいところだ。
*************************こちらはKさん私物より、大友克洋漫画。

左:『彼女の想いで…』 右:『童夢』

以前にもお知らせしていた長岡天満宮での一箱古本市に、某マントンの兄貴とタッグを組んで出店します。おそらく何のひねりも無い屋号になると思われます。
そして、当日のスペシャル企画として豆本教室も同時開催されます。
下記はこの一箱古本市の主催者榊翆簾堂さんの記事からの抜粋です。
主催の榊翠簾堂さんブログ→
http://suirenndou.exblog.jp/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::第二回天神さんで一箱古本市 「豆本製本教室」
中尾あむ先生の豆本製本教室
日時:5月27日(日)
場所:花子会館(長岡天満宮境内)
豆本製本教室その1
10時〜11時30分
「豆アコーディオンアルバム」

参加費2500円
手のひらにのるサイズの豆アコーディオンアルバムを作ります
表紙は、裏打ちした布にキルト芯を入れてふわふわの表紙に仕上げます
本の中身は、オリジナルイラストを添えたテキストが印刷されたものを使用します
美しく作るコツや、本の仕組み、道具の使い方など習ってみてわかることが
沢山ありますので、是非一度体験してみてください
豆本製本教室その2
13時〜14時30分
「豆・絵本製本」

参加費2500円
自作の絵本を作りたい方に最適! 豆・絵本製本のワークショップです
表紙には、クロスとマーブルペーパーの両方を使い、丈夫に仕立てます
本の中身は、オリジナルイラストを添えたテキストが印刷されたものを使用します
美しく作るコツや、本の仕組み、道具の使い方など習ってみてわかることが
沢山ありますので、是非一度体験してみてください
お子様は中学生以上でお願いします
定員は各ワークショップ8名
持ち物はありません
※中尾あむ先生HP→
http://amu.blog.enjoy.jp/blog/※製本教室へのお申し込みは、榊翆簾堂へメールにてお申し込み下さい。
→suirendou@gmail.com
1 住所
2 氏名
3 参加人数
4 電話番号
5 メールアドレス
6 10時〜11時30分 「豆アコーディオンアルバム」の教室
13時〜14時30分 「豆・絵本製本」 の教室
参加教室を明記してください。
2日経っても返信のメールがないときは、
この記事のコメント欄に管理者だけに見えるようにして
再度送信お願いします。
※参加費は、当日お支払いいただきます。
他にこんな企画も…
Merry × spoonの絵本ワークショップ
● 前回の”りんご”に続き、今回は”おにぎり”をつくるよ
● 絵本の読み聞かせは、11:00からと13:00からの2回
参加費 : 500円
当日10:30から随時受け付けます
朗読会
● 15:00 〜 16:00 何が出るかは当日のお楽しみ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
日ごろの音読の成果を発表するときがきたわ…!
誰にも呼ばれてへんで。
ナニナニ、パン喰い競争デスか〜。
アンタも呼んでへんって!!嗚呼、またしても坊やが…
漫画ばかり読んでいる。「アキラ」「風の谷のナウシカ」や楳図さんの作品など。熱中して漫画を読んでいる時の時間は、字だけの本を読んでいる時の時間とは違うように感じる。
Tさんから購入した「PACE」という小冊子の中に少年ジャンプの詩が載っていて、ふと小学生の時は毎週月曜日に駄菓子を食べながら少年ジャンプを読んでいた、あのなんとも言えない幸福な時間を思い出した。
基本的にはセリフや説明文を読んでいき、つい絵だけのコマは一瞥だけしてしまうが、私のように一瞥されるだけのそのコマもあると無いとはやっぱり全然違うという当たり前の事に気づく。と、漫画ならではの面白さってやっぱりあるねと改めて思った次第です。

「ところでKさん散髪せーへんの?」
K「…」
昨日の閉店間際(勘違いをしていてかなりフライング閉店してしまった…)に、看板と坊やを片付けようとしたら、入りやすいようにと開け放している扉の裏から飛び出してきた白黒の猫。その後3階の踊り場でしばらく佇んでいたので、写真をこっそり撮ろうとしたが、遠すぎた。いつの間に5階まで上ってきていたのか、全く気づかなかった。
以前書いた(下画参照)U.M.O(未確認移動物体)の正体かどうかは確定していませんが、多分そうだろう。そうゆうことにしておこう。
山坂書房先生の猫の絵効果かもしれないが、来てほしいのは猫ではなく人間のお客様… なのだが、ひょっとしたら今日も猫が来ないかな…とそわそわしていた。

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山坂書房しかし、イッタイ何故あのユーロ96のスーケルのスーパーゴールシーンが見つからないのか!
『ごぶさた かわらばんくん』
著/三好吾一 (山坂書房)
先日、山坂書房のボスOさんに納品いただきました。
『かわらばんくん』は、自分の新聞をつくりたくてたまらない、その名もかわらばんくんの日常を、4コマでゆるりときりとった作品集の、今タイトルは二集目。
不定期でフリーペーパーとして発表しているものに、書下ろしを加えた構成となっております。
読んでみると意外と忘れているものもありまして、また楽しく読まさせていただきました。
『かわらばんくん2』にはしたくなかったとのことで、今回はタイトルをつけるのに苦労した模様です。
画像では伝わりにくいかもしれませんが、今回は背の部分が紺色で全体の色彩バランスも含め表紙がとてもクール。
かわらばんくんは、今流行のリトルプレスとかZINEに興味はないのだろうか。そうだOさん、対抗してリトルプレスくんというキャラクターつくったらどうですか?と問うたところ、「無理です」と即座に一蹴されました。
300円 販売中!
なお前作はコチラ↓

(御本人達の手元分は在庫切れ)
当店在庫分売切れ三好さんの個人作品では

も追加納品いただきました。ポストカード2枚つきで200円。
最近は「かわらばんくん…」とか「山坂…」という単語をだすと、「ああよくブログにあげてる…」と言われるようになりました。書きすぎているのでしょうか。ちなみに今更ですが(前も言っていますが)、当店ショップカードは、この山坂書房のおふたりの手になるものです。丁寧な仕事をされる素敵なコンビです。
山坂書房HP:
http://www.yamasaka-shobo.com/山坂書房ブログ:
http://yamasakasou.blog35.fc2.com/山坂が「ソウルメイト」と呼び、おふたりを「リスペクト」しているというひうち棚さんの活動もチェック!ひうち棚ブログ:
http://hiuchitana.blog.fc2.com/_convert_20120501205643.jpg)
仰るとおり。
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